照円寺で地獄極楽絵図を拝観してきました

照円寺(しょうえんじ)で「地獄極楽絵図」がご開帳されるというので見に行ってきました!

照円寺は金沢駅から徒歩10分の場所にあります。

近くの別院通り商店街にはコインパーキングがいくつもあるので車でも行きやすいですよ。

拝観は無料ですが、拝観券をいただけます。

地獄極楽絵図は撮影禁止なのでお見せできないのが残念ですが、とても見応えがありました。

200年前、江戸時代に描かれた絵は年々傷みが深刻化しているそうです。

今でも充分に迫力がありますが、200年前にはもっと凄まじい地獄ともっと煌びやかな極楽を見ることができたんでしょうね。

ちょうど解説が始まるところだったので、息子には休憩用のイスで待っていてもらって、私は解説を聞きながら回りました。

私の好きな「鬼灯の冷徹」という漫画が地獄を舞台にしているので、描かれている地獄のことは全て知っています。

でも、極楽のシステムについては詳しく知らなかったので、今回、新しい知識を得ることができました。

善人が往生すると阿弥陀如来や観音様たちが大勢で迎えに来てくれて、蓮の花の中から極楽浄土に転生できるんですね。

極楽浄土へ行くことができた人には神通力が備わり、残された人も浄土へ導くことができるそうです。
それを「倶会一処(くえいっしょ)」と言います。

自分が良い行いをしていれば、大切な人も極楽へ連れて行ってあげられる。そして、ずっと一緒にいられる。素敵な教えですね。

正直言って、私は地獄も極楽も神も仏も信じることができません。
でも、神道や仏教の教えが好きです。楽な気持ちで生きるためのヒントをくれるから。

一通り説明を聞き終わったら、もう一度ゆっくり絵を見て回ろうと思っていたのですが、息子が待ちくたびれて私にべったりになってしまったので、極楽の部分だけ一緒に見てきました。

みんなのカサがキラキラしてるねー(後光が傘に見えるようです)

キラキラの橋があるよ!

お花から赤ちゃんが出てる!

と、意外にしっかり絵を楽しんでくれました。

地獄の絵も見せたらどんな反応をするのか興味があったのですが、怖がり息子には刺激が強そうだったので今回はやめておきました。

また次の機会に地獄をじっくり見に行きたいです。

地獄極楽に興味のある方もない方も、見ておいて損はない絵図ですよ!

照円寺の地獄極楽絵図ご開帳は春と秋のお彼岸の時期に催されます。

ご興味のある方は公式サイトをチェックしてくださいね。

http://syouenji.jp/