子どもにゲームを与えちゃダメ?ゲームと共に育った私が思うこと。

休日。

今日はどこに行きたい?どこでも連れてってあげるよ!

おうちでゲームしたい!

と、ひきこもり街道まっしぐらな息子(5才)。

息子が一番喜ぶのは私と一緒にゲームをすること。

今は「ニュー・スーパーマリオブラザース・wii」を全面クリアしろというミッションを課せられています。
妨害してくるルイージ(息子)と共に全面制覇とは無謀な挑戦ですが、協力しながら頑張っています。

数か月前は1-1をクリアするまでに10回やられていた息子ですが、今では私が助けられることもあるほどにスキルアップ。

「ママ邪魔しないで!」と言われる日が来るのももうすぐかな。

ゲームと共に育った私

5才児にゲームをやらせるのは教育的にどうなんだろうと思うこともあります。

でも私自身がゲーマー家庭で育ってきたので、ゲームを与える子育てを否定すると自分自身を否定することに。

私の父はRPGやりこみ系、母はパズルゲームの鬼。

父の手帳には復活の呪文がぎっしり、母はテトリスの腕前が神レベル。
そんな両親に育てられました。

小学校低学年から家にはファミコンやゲームボーイがあり、特に時間制限などもなく遊んでOK。

とはいえ、家の外で友達と遊ぶほうが楽しい時期もあったし、妖精探しに忙しい時期もあったりで、ゲームだけに没頭し続けることはありませんでした。

パソコンは家になく、初めて触れたのは20才を過ぎてから。ゲームの延長線という感覚で抵抗なく扱えて、楽しんで覚えていきました。そして今の仕事に繋がっています。

ちなみに、私の友人は子どもの頃「テレビは1日1時間まで。ゲーム?なにそれ?」という家庭で育ったそうです。
正反対の環境で育ってきたのに、私たちは冗談が通じ合うし、同じものを見て感動するし、20年来も縁の切れないつき合いをしています。不思議ですよね。

私の経験からは、ゲームをやるやらないによって人格形成に影響が出るとは思えません。

私がイカれてると言われたら反論はしませんけどね。

息子とゲームと私

先日、ゲームをセーブする前に電源を切ってしまい、息子を怒らせてしまいました。

ママのケチババア!

なんて言われたらもう…

なにそれ!

カワイイィィィ!

最大級の暴言が「ケチババア!」って!可愛すぎて泣ける!

萌え度MAXで無性に抱きしめたいのに、怒ってる息子は拒否。母へのおしおき方法をよくわかっていらっしゃる。

ゲームにハマりすぎて言うことを聞かずに憎たらしくなってきたらどうしようかと少し心配もあったのですが、まだまだその気配はなさそうです。

夜9時になり「寝るよ~」と言えば、ゲームをすぐに消してベッドに入ってくるし、ワガママを言って私を困らせることも滅多にありません。

さらに、私の仕事の打ち合わせなどにつき合ってもらうときには3DSでゲームをやりながら大人しく待っててくれるので、とても助かります。

今、息子がやっている3DSのスーパーマリオメーカーは自分でゲームコースを作ることができます。

ママ、やってみて!

と渡され、息子が作ったコースをプレイしてみると、面白い仕掛けを作っていたりして感心させられます。「将来はゲームクリエイターか!?」などと期待してしまう親ばか心。

子どもにゲームをさせることを快く思わない方もいると思うので、年配の方の前や保育園のお友達と遊ぶときなどは持たせないようにしているのですが、そのとき息子に「どうしてだめなの?」と聞かれるとちょっと返答に困っています。

世の中には価値観の違う人もいるということを、分かりやすく偏見なく伝えるにはどう言えば良いのか思案中です。

夢中になれることを極めてほしい

今、日本でも「eスポーツ(e-sports)」が注目されてきています。eスポーツとはエレクトロニック・スポーツの略で、電子機器を使ったゲーム競技のこと。

日本ではまだ少ないですが、海外ではプロゲーマーという職業が確立しているそうです。ゲーム実況をするユーチューバーも一プロゲーマーの一種と認識していいのかな。

息子には何でもいいので夢中になれることを極めてほしいと思っています。

でも、さすがに一日中ゲームだけというのもどうかと思うので、他の刺激も与えるために、外に連れ出すようにはしています。

私自身が世の中を「知らない」せいで視野が狭かったと感じるので、息子にはいろんな世界を見てもらい、自分の進む道は無限に選べるんだよということを知ってもらいたいです。

息子が今後、何に興味を持ってどんな道に進んで行くのか、とても楽しみです。

参考:北陸eスポーツ情報サイト

esports-h.com