子ども(小学生)向け性教育絵本 おすすめ5選
子ども向け性教育の絵本
セックスは悪いことでも恥ずかしいことでもない、それによって自分が生まれたということを息子に伝えたい。
おとぎ話のような「例え」ではなくて、事実を知ってほしい。
そして、避妊の大切さ、相手を思いやる方法なども私は息子に伝えていきたいと思っています。
伝え方を考えるため、子ども向け性教育の本・絵本を10冊以上読んでみました。
その中で私がいいなと思った本をご紹介します。
ぼくのはなし
これが一番私の教えたいことが伝わりそうな本でした。
小学1年生の息子と一緒に読むのに文字量がちょうど良く、絵もシンプルで分かりやすいです。
「ぼく」は、みんなに祝福されて生まれてきた。
そんなぼくが、どうやってお母さんのおなかの中に入ってきたのか、という流れでセックスの描写がされています。
セックスの描き方が、私が欲しかった絵にとても近くて「コレだ!」と思いました。
なぜか「ぼく」の家は母子家庭という設定になっています。その必要性はよく分からなかったけど、シングルマザーにも読みやすいかもしれませんね。
主役が女の子の「わたしのはなし」もあります。
せっくすのえほん
これもセックスの説明をわかりやすくしてくれています。
前置きが長いわ!とだけツッコミを入れたいのですが、「セックスってなに?」というのを伝えるのに良い本だと思います。
文字が少なめで明るく楽しい絵なので、1年生やそれ以下の子にもオススメです。
女性器のことを「ちつ」と言っていて、それが私にとっては言いやすいので助かりました。
ぼくどこからきたの?
ごまかしなく、丁寧に書いてある本です。
男女の体の違いの説明から始まり、好きで好きでしょうがないから、性器を入れたくなる。これはとても気持ちのいいこと。という説明をしています。
射精の感覚まで説明していて(くしゃみに例えています)私には分からない部分なので、なるほどー!と思いました。
妊娠から出産の様子までもしっかり描かれています。
性器の具体的な名前を口に出すのはちょっと抵抗がありますが、読み聞かせに良いと思います。
1年生にとっては少し文章が多めで、読書が苦手な息子は少し飽きてしまいました。
3~4年生くらいにちょうど良さそうだと感じます。
いいタッチわるいタッチ
「自分だけの大切な場所」は、他の人には触らせないように、という注意だけなので、性教育という観点では物足りないのですが、 巻末に大人用に書かれた「性的虐待をふせぐために」という部分が参考になったので紹介しておきます。
全体的には他人との関わり方や思いやりの心を教えるための道徳の絵本という感じですね。
未就学児~小学校低学年の子に読んであげたい絵本です。
イラスト版10歳からの性教育
これ、イチオシです!
男女のからだのしくみと変化、妊娠について、セックスについての説明がしっかりあるのはもちろんですが、セクシュアルマイノリティについても偏見のないように解説をしています。
そして、性犯罪、性被害、性感染症、薬物、アダルト広告などについても書かれています。
10年前に発行されている本なので情報が古いかなと思っていたのですが、全くそんなことありませんでした。
私が息子に伝えたいことが全て詰まっている本です。
「10歳から」とあるように、1年生には難しい内容なので、まだ息子には見せていませんが、これは家に置いておきます。
そのうち勝手に読んでくれたらいいなと期待して。
恥ずかしがらずに伝えたい
子ども向けの性教育の本はたくさんあるのですが、最初は探すのが大変でした。
どう調べたらいいのか分からず、本屋さんに行ったり、図書館に行ったり。でも結局ネットで探すのが手っ取り早かったです。
本屋さんで「子ども向けの性教育の本を探してるんですけど…」と言うのは、さすがに私も恥ずかしかったけど、恥ずかしいことではない!と自分に言い聞かせて勇気を出しました。
私の性教育に対する思いや、始めたきっかけは前の記事で書いていますので、お時間のある方はこちらもどうぞ!