人の気持ちがわからない人が好き。

「人の気持ちが分からない」って言う人が私は好きです。

私が知る限り、そう言える人は人の気持ちを知ろうとしているし、思いやりがあると感じるからです。

人の気持ちを知りたいと懸命に考えたから、分からないと気づくことができるんです。

相手の気持ちを完全に理解するなんてありえないと私は思います。

そもそも、自分の気持ちだって完全に理解できるものなのかな?

私は自分が本当は何をしたいのか、何を求めているのか、わかってません。

よく考えてみて、わかったと思うときもあるけど、それも常に変化していきます。

分かりあいたい、分かってもらいたいと思ったら、知る努力と伝える努力を惜しまないようにします。

言葉だけでは伝わらないことがあります。

態度だけでも伝わらないことがあります。

どちらも大切です。

ライターを名乗ってるなら言葉だけで伝えられるようになるべきなのかもしれません。

でも、ライター業をしているからこそ、言葉だけで伝えることの限界が身に沁みているんです。

同じ表現でも、受け取る人によって感じ方は変わります。

会って話したらちゃんと伝わることも、文字だけだと正確に伝わらなかったりします。

だから、言葉だけで伝えるときは気を遣うし、自分の思いや考えを文章にするのはとても時間がかかります。

「態度で察してよ」も、何様だよ!って思います。

という私も昔はそうでしたけどね。態度で分かってほしくて、でも伝わってなくて。

勇気を出して話してみたら、ちゃんと分かり合えた。そんな経験をしてきました。

だから、好きな人には「好き」って言って、会いに行きます。

これからも言葉と行動の合わせ技で伝えていきます。