ネガティブを極めるとポジティブになってしまうらしい。
私は人から「ポジディブだね」とよく言われます。
でもね、実は私の話をよく聞いてみると、ものすっごくネガティブなことを言ってるんですよ?
そのあとにポジティブな言葉で相殺しているんです。
なぜ私がポジティブだと思われているのか、分析してみました。
ネガティブ思考のすすめ
もし友人が落ち込んでいたら、私はそれ以上のネガティブな場面を想像して「こうならなくて良かったね!」と言います。
例えば腕をちょっとケガした場合、私の頭の中では片腕が丸ごとなくなってしまうことを想像して、それに比べたら軽くて良かったと思う。
ネガティブ思考のプロなので、一瞬で最悪の場面を想像できるんです。
ちょっと体調が悪いだけで、病気なのかな…もう先が長くないのかな…と落ち込み、どうせ死ぬなら好きなことをもっとやろう!と思考がひっくり返る。
将来を不安に思うときも「そもそも私は長生きするのか?」「明日地球がなくなるんじゃないのか?」と考えたら、どうせ全てなくなるなら、気にしててもしょーがない!と開き直る。
そんな風に、ネガティブを極めると1周回ってポジティブになれるんです。
現状が最悪だと思うだけなのは、まだまだネガティブ初心者。
究極のネガティブになれば、もう生きてるだけでラッキーなんですよ!
ネガティブだから、言葉を選ぶ
私の頭の中身はネガティブですが、発する言葉はできるだけポジティブな意味のものを選ぶように心がけています。もしくは、笑顔でネガティブ発言をしたり、文末がポジティブになるようにしています。
今はかなり図太くなりましたが、私も繊細な心の持ち主だった頃があり、人の言葉でたくさん傷ついてきました。
言葉だけで人を殺せるし、救うこともできる。
言葉の力は強いと思っています。
だからこそ、自分の言葉が相手に与える影響を考えて、大切に使っているつもりです。
まだまだ、使った後に反省することも多いですが…。
「ウソでしょ?」ではなくて「ホントに?」と言います。
「すみません」ではなくて「ありがとう」と言います。
息子に注意をするときは「これはダメ」ではなくて「こうしてみたら?」と言います。
ほんのちょっとの違いですが、大切な相手には少しでも前向きな言葉をあげたいなと思っています。
なーんてキレイゴト言ってますが、暴言も吐きますけどね!
危ない運転してる車を見たら「死ねばいいのに」って呪いを込めてつぶやきますけどねー。
無理やりポジティブにならなくていい
ポジティブな人に憧れて、無理やりポジティブな自分を演じていたこともありました。でもそれでは本当のポジティブにはなれませんでした。
不思議なことに、ネガティブな自分を丸ごと受け入れたらポジティブに見られるようになったんです。
同じものを見ていても見る角度によって形が変わるように、同じ言葉でも言い方や受け取り方によって意味が違ってきます。
ポジティブとネガティブってなんなんでしょうね?
とにかく、自分はネガティブだと思って悩んでる人に伝えたい!
ポジティブになろうとしなくていいんです。とことんネガティブでいいんです。
どんなことでも極めてしまえば自信につながります。
ぜひその道を極めてみてはいかがでしょうか?