私の聴覚過敏(グレーゾーン)について

どうも!みなこです。
今回は私の聴覚過敏(耳の感覚の過敏)についてお話しします。

最近知った「聴覚過敏」

私はずっと、耳が人よりちょっとだけいいんじゃないかと思ってたんです。
そして最近、発達障害関係の動画を見たり本を読んだりして「聴覚過敏」の存在を知りました。
知れば知るほど、「あーもう、それあるある!」というのがいっぱいあって。

でもまぁ、それもまたグレーゾーンなんですよね。
(私たちのグレーゾーン発達障害についてはこちらの動画で話してます。)

本当に聴覚過敏がひどい人だと、外に出るときにイヤーマフ(ヘッドホン)やノイズキャンセリングのイヤホンなどを着けないと出歩けないそうですが、私はそこまでではないんです。
これまで40年間気付かずに生きてきたぐらいなので。

でも実はそこそこのストレスがあるんですよね。
同じように悩んでる人もいると思うので、私の場合はこうなんだよ、こんな人もいるんだよ、と知ってもらえればと思います。

私の苦手な場所

私は人が大勢いる所や、混んでる居酒屋さんがすっごい嫌いなんです。
私が飲み会を好きじゃない理由はそこなんですよね。
仲いい人同士の飲み会であっても居酒屋だと気が重いんです。
だから私が企画する時は必ず個室で探します。

居酒屋のような音が多い場所では「聞く」ことに対して、ものすごい体力・集中力・精神力を使うので、とても疲れます。
よくみんなこんな状況で平気で話が出来るなぁとずっと思ってました。

最近、勉強してわかったのが、私のような人たちは、いらない音を遮断する能力が弱いらしいんです。
遠くのほうでガヤガヤしてる声が全部聞こえてきちゃうから、目の前の人の話を聞くのにすっごい集中力を使うんです。

急な音、大きい音も苦手

他にも、急に大きな音がすると、ビクッ!!てなります。

大きな音に驚くのは普通かもしれないけど、他の人達は「あ、びっくりした~」くらいの音でも、私だけビクッ!!っと飛び上がるというのがよくあります。

それも聴覚過敏の特徴らしく、急な音とか大きい音とかが苦手で大げさに反応してしまうらしいです。

私は映画のバイオハザードが好きなんですが(ミラ・ジョボビッチが大好きだから)でも、あれは特に映画館で見るとゾンビが出てくる時にいきなり大きい音出るので、それが本当に嫌です。
ゾンビも怖いけど、それよりも音が本当に怖い。

でもなぜか、一つにまとまった音だと大丈夫なんです。
ライブハウスで大音量の音楽を聞くのは大丈夫。
花火も大好きだし、太鼓の音も心地よいです。
なので、一つにまとまった音で心の準備ができてれば大丈夫みたいです。

日常生活に支障はないけど…

日常生活には特に支障ありません。
場所によっては疲れやすい、そして驚きやすいくらいなので、それによって生きづらいとかはないんです。
でも、ストレスが少々多いんじゃないかなと感じます。

そのストレスの度合いが数値化できれば、みんなにわかりやすくなっていいのになぁと思います。

20年ぐらい前ですが、友達グループ10人ほどでテーマパークに行って、そこで、イヤホンをつけて音で怖がらせるというお化け屋敷があったんです。
確か、殺人鬼がいる部屋の中でじっと座ってなきゃいけないみたいな設定だったと思います。
それに入った時に、やっぱり私はイヤホンから聞こえる音がすごく嫌で、いつ「ワッ!」てくるのか、ドキドキしてました。
さらに、そのアトラクションでは両手を機械の上に置いてビビり具合を測るシステムだったんです。

その体験が終わった後、ビビり度測定の結果が配られたんですが、私のグラフだけが常にビビりっぱなしで、「ワッ!」ていうところでは振り切れちゃってました。
私は普段はビビりキャラではないので、「なんでこんなビビってんの?」って、みんなに笑われた記憶があります。

というのを思い出しました。
そういう風に数値化して見えるようにすることで、みんなよりちょっと多く感じることがあるというのがわかってもらえるんじゃないかなと思いました。

グレーゾーンの感覚過敏の人たち自身も、自分がどれほどストレスを受けているかというのは自覚できてないと思います。
だって周りがみんな大丈夫そうだから。
自分はちょっと嫌だって感じるけど、でもそれは我慢する範囲のものなんだって思っちゃうから。
それで、知らず知らずのうちにストレスを溜めていっちゃうっていうことになると思います。

だから、自分が平均と比べてどれほどの多くの刺激を受けているかというのが、数値で見れるようになれば、それを避けることができると思うんです。
花粉症とかもアレルギーの原因物質が分かってればそれを避けることで症状が軽くなりますよね。

まぁ、科学も医学も進歩していくので、そのうちそうなるかなぁと思ってます。


と、なんやかんや書き綴りましたが、私の周りでは静かにしなきゃいけないということはありません。
そういう人もいるんだなぁってことだけ知っていただければと。
そして、「私もそれ!」という人がいれば、仲間がいることを知っていただければ少しは気が楽になるかなと思います。

というわけで、今回は聴覚過敏のお話でした。
同じ内容を動画でも話してます▼